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2008年11月

2008年11月 4日 (火)

ニュースレター第111号 発信型活動の展開

ユーラシアンクラブニュースレター第111号2008年11月1日


発信型活動の展開 ライ・ハスロー馬頭琴レッスン教室 ダリー語講座を開設 大野 遼

    これまで私自身が、ユーラシアのさまざまな現地を訪ねたり、経験を生かして企画し、皆さんの力をお借りして活動してきましたが、やっと本来の活動が見えてきました。アジアシルクロードの諸民族の発信型活動です。

    クラブ会議室を活用したさまざまなミニフォーラム、言語文化塾、音楽教室、そして私が居住する愛川町でのさまざまな文化発信活動です。

    11月15日に4回目となる愛川サライを開催(芋煮会とインドのシタールの演奏)、16日は、地元の要請を受け国際交流イベントに参加します。モンゴルブフ(相撲)クラブなどの他、ネパールのパンチャ・ラマも自分のフルメンバーを引き連れて野外ライブに参加します。皆様、是非おいでください。

    クラブ会議室を活用した文化発信活動では、現在実施中のモンゴル語講座に続いてダリー語塾とライ・ハスロー馬頭琴レッスン教室を開講します。皆さまのご参加とお力添えをお願いいたします。

    ライ・ハスロー馬頭琴レッスン教室
    講 師:ライ・ハスロー 自作曲60曲。作品はモンゴル馬頭琴教則本での課題曲に採用され、プロの演奏者もレッスンに通うモンゴル馬頭琴界の大御所です。中国で初の馬頭琴の中国一級演奏家。モンゴル国でも芸術勲章を受章し、今年5月の世界馬頭琴コンクールで特別奨励賞を受賞。ご興味のある方お問い合せ下さい。

    レッスン日 一ヶ月2回 平日の午後2時から
    レッスン料 1レッスン5,000円(70分、4人以上)
    ※馬頭琴購入希望者は、1棹50,000円で購入可能です。
    レッスン教室:NPOユーラシアンクラブ会議室
    携帯大野090-3814-5322Eメールpaf02266@nifty.ne.jp(大野遼)

    アフガニスタンとシルクロード理解の鍵・ダリー語講座
    黄河のすぐ西河西回廊にいた月氏、サカ、大月氏、クシャンといわれた民族や国家、シルクロードの交易・文化の交流に活躍したソグドもペルシャ系民族でした。ダリー語を学ぶとアラビア語、パシュトゥン語、ペルシャ語への道が開けます。ダリー語は、アジアの歴史と中央アジアからインド、西アジアの諸民族への回廊の入り口と位置づけられます。

    日常会話ができる力をつけ、アフガンの暮らしや文化も学ぶ
    講 師:江藤 セデカ(NPOイーグル・アフガン復興協会理事長)
    講座回数:10回講座(1ヶ月2回、5人以上で開講日時は、平日の午前、午後、夜ご相談いたします。お問い合わせください。)定員になり次第開講します。
    受講料1ヶ月:5、000円(テキスト代は別)
    教 室:NPOユーラシアンクラブ会議室
    問い合わせ:電話:03-5366-6451ファックス:03-5366-6452 携帯大野:090-3814-5322
    メール:paf02266-@nifty.ne.jp(大野)

    ダリー語:アフガニスタンの主要な公用語の一つ。アケメネス朝ペルシャ(ダリー語でアハマニシアン)以来の古い言語と考えられ、イランのペルシャ語と文法は同じ。発音は方言の範囲。アフガニスタンのほか、タジキスタン、ウズベキスタンのブハラ、サマルカンドなどで使用。ダリー語を含むペルシャ語人口は二億人とも言われる。【写真】左:ライ・ハスローさん 右:江藤セデカさん


秋の収穫祭「愛川サライ芋煮会」と紅葉まつり(国際交流フェスティバル)のご案内

    シタールの演奏を楽しみ 秋の収穫祭「愛川サライ芋煮会」
    11月15日(土)14:00より
    会場:神奈川県愛川町・愛川サライ
    会費:1,000円
    主催・連絡先:電話/FAX:046-285-4895大野遼携帯09038145322
    E-mail:paf02266@nifty.ne.jp

    インドの楽器シタールの演奏を楽しみながら、秋の収穫祭「愛川サライ芋煮会」を行います。裏の畑で育った里芋と、収穫された紅東を食べ放題。サツマイモは石焼芋。里芋は、牛肉、ネギなどと一緒に芋煮。お酒など持ち込みは大歓迎。シルクロード茶も飲み放題です。どうぞおいで下さい。

    シタール演奏家・伊藤公朗:1977年から北インドなどでシタールとインド古典音楽を学んだ本格的ヒンドウスターニ音楽の演奏家。

    紅葉まつり(国際交流フェスティバル) 
    ネパールのバンスリ奏者パンチャ・ラマ出演

    11月16日(日)午前10時から 神奈川県立愛川ふれあいの村
    入場自由 参加費無料 模擬店などは実費
    主催:(財)神奈川県ふれあい教育振興協会
    お問い合わせ先:県立愛川ふれあいの村 046-281-1611〒243-0307 神奈川県愛甲郡愛川町半原3390 東名高速 厚木ICより約15km。

    人気のネパールのバンスリ奏者パンチャラマさんがフルメンバーで参加します。ミュウジシャンでは、他に東京藝術大学大学院博士課程のアブドセミ・アブロラフマンさん(カシュガルラワップ)とアブレットさん(サタール)も出演します。

    国際交流エリアには、モンゴル相撲の力士によるモンゴル相撲と文化の普及団体「モンゴル・ブフ(相撲)・クラブ(バーボルドー代表)」、アフガニスタンでの学校建設や子供の支援のために活動する「NPOイーグル・アフガン(江藤セデカ代表)・ハリーロード(アフガニスタン絨毯販売)」が参加します。
    【写真】上:シタールを演奏する伊藤公朗さん 下:モンゴル相撲


テルメズ紀行2008-加藤九祚とその世界-第6回 若林 一平

加藤邸のパーティーかから:ピダエフ先生とひばり

    3月26日夜7時、テルメズの加藤邸。24日にテルメズ入りしてから3日目の今日、大事なパーティーにお招きを受けた。永年の発掘ボランティアの三銃士のひとり塩川さんの誕生日なのだ。ホテルから加藤邸へは徒歩で10分程の距離である。

    加藤邸に入る。パーティーに先立ってカラバグ・テパ遺跡の発掘についてのお話しが九祚先生から直接あった。九祚先生の永年の学術上の現地パートナーであるトルグノフ先生の取り組みに応えるべく九祚先生自身が発掘支援ツアーを企画したのである。現在、カラバグ・テパ遺跡の発掘支援ツアーは来春(2009年4月)実施に向けて準備が進められている。

    この日のパーティー、主役は無論塩川さん。加えて、三銃士仲間の古曳さん、奥野さん、そして加藤邸で我が家のようにくつろぐピダエフ先生。九祚先生、筆者。ピダエフ先生のドライバーのジマさんも加わって総勢7人の賑わいである。

    筆者に同行してきた中野君は過労のためこの日は午前中のカンペル・テパ遺跡見学を含めて休息日とした。初めてのユーラシアの旅、大事をとってのホテルでの静養となった。

    九祚先生によると(『アイハヌム2007』、東海大学出版会)塩川さんは驚くほどの勉強家である。ヘロドトスの『歴史』その他の大冊を読破。地図の蘊蓄(うんちく)はソ連軍参謀本部の1/20地図へとおよぶ。

    玄奘の『大唐西域記』に出てくる「鉄門」に入れあげて、ウズベクの専門学者について実地踏査し、ロシア語の原書を駆使して論文を発表しているという。九祚先生は塩川さんに「鉄門」なる雅号を贈った。

    パーティー会場は庭に面した大きなテーブルが中心だ。昼間の暑さとはうって変わったひんやりした外気がうれしい。無論空気はからりと乾燥して爽やかだ。

    アルコールの定番はウォトカである。日中は摂氏40度を越える高温、そして発掘で消耗した体にはウォトカが似合う。ウォトカは現地ではよく飲まれているようで値段も手頃でバザールには決まって山積みされている。買い出しのとき九祚先生は必ず数本買い求めている。

    乾杯が進むほどに宴は盛り上がる。訪問客から頂いたという「美空ひばり」の CD を九祚先生がかけてくれた。「リンゴ追分」「私は街の子」などが次々と流れる。意外なことにピダエフ先生がじっと耳を傾けている。「ひばりはとてもいい」と言いながら。

    宴がおひらきになる頃にとてもいい話をいただいた。明日3月27日、筆者らがカラテパ遺跡の発掘に参加できるという。軍基地内の現場。やたらに近づけるものではない。中野君へのビッグニュースを手みやげに9時過ぎに加藤邸を辞去した。

    九祚先生から伺ったのだが、5月14日午後ピダエフ先生の長男ジャハンギルさんが31歳の若さで5歳の男児ひとりを残して急逝した。九祚先生は5月25日にタシュケントのピダエフ家を弔問している。

    ひばりに聞き入っていたピダエフ先生の悲しみにやつれた姿を思うにつけて、筆者は言葉も無い。盟友の悲しみを受けとめて加藤九祚は次のように書いている。

    テルメズの「加藤の家」で読んだロシアの作家マミン・シビリヤクの作品の中に、「熟した木の実は地面に落ちる、それも死だろうか」という言葉があった。著者としては、それは死ではないと言っているよう受け取られた。ジャハンギルはたしかに息子は遺したが、「熟した木の実」とは言えないのではあるまいか。(『アイハヌム2008』、東海大学出版会)
    【写真】挨拶する塩川さん(中央)とピダエフ先生(右)(2008年3月26日、筆者撮影)


シルクロード交流サロン「アイ・ハヌムの会」第三回講演会

2009年カラバーク遺跡発掘支援ボランティア募集に向けて

    2009年に計画している、加藤先生が企画し、ウズベキスタン現地研究のパ-トナ-であるトルグ-ノフ先生が進める、【カラバ-ク遺跡 発掘調査支援ボランティア-募集】を兼ねての講演会です。

    ●第1部 14:00~17:00 講演会
    1、アレクサンダー、馬蹄の響きinウズベキスタン
    講師:古曳正夫氏(シルクロード月刊雑誌「ハルブーザ」を30年。カラテパ発掘のボランテイア。シルクロード遊びの達人)

    2、南ウズべキスタンの仏教遺跡―調査史と考古学的新発見
    講師:川崎建三氏(ダルヴェルジン・テパ、クラスナヤ・レーチカ、カテラパなどの発掘調査に従事。99年ウズベキスタン芸術学研究所にてPhD取得。現在、クシャン朝時代の遺跡について研究中)

    ●第2部 17:00~18:00 懇親会~川崎氏と古曳氏を囲んで
    【カラバ-ク遺跡 発掘調査支援ボランティア-募集 案内】

    ◆日時:2008年11月22日(土) 13:30開場
    ◆会場:パオ・キャラバンサライ 9階 櫨馬駱駝(ろまらくだ)(JR総武線・東中野駅徒歩2分 中野区東中野2-25-6 TEL&FAX:03-3366-1310)
    ※アクセスは、http://www.paoco.jpをご覧ください。
    ◆参加費:第1部講演会:\1,000/第2部懇親会:\1,500
    ※参加費は、当日、会場受付にて申し受けます。
    ◆定員:50名 ◆お申込み・お問合せ:ソフィア㈱内 川﨑TEL:03-5292-7858/FAX:03-5272-6020

    2009年 カラバク遺跡発掘 ウズベキスタン・日本共同調査発掘支援8日間
    日程:2009年4月8日(水)~4月15日(水)
    旅行費用:¥296,800 発掘支援金:一口¥50,000(ウズベキスタン側ヘ支援金として寄付。)一口以上 その他燃油サ-チャ-ジ等

    この旅行は加藤九祚先生が企画し、研究パ-トナ-であるトゥルグ-ノフ先生が進めるウズベキスタン・デナウ郊 カラバ-ク遺跡発掘 ウズベキスタン・日本共同調査を金銭的に支援し、参加者の皆様も発掘ボランティア-とし発掘に協力することを目的とした企画手配旅行です。発掘支援のあと世界遺産のシャフリサーブスやサマルカンドを見学し、帰国します。
    お問合せ・お申込みは 東京都知事登録旅行業第3-4240ソフィア㈱ 川﨑までTel03-5292-7858


ナナイの村・シカチアリャンの歴史と文化、そして暮らし20 大野 遼

拓本採取実施されるー展示会「アムールの古代絵画ーシカチアリャン村とナナイ」の第一歩

    9月末、アムール流域の古代絵画の一つとして有名なナナイ人のシカチアリャン村の古代絵画岩絵(ペトログリフ)の拓本が採択された。拓本を採択したのはNPOアンコールワット拓本保存会(のメンバー6人。これまで拓本を使用した展覧会「アンコールワット拓本展」も開催され、優れた技術が評価されている。

    シカチアリャンの岩絵は、ナナイの人々の間では、射日神話と結びついた伝説的物語を秘めた歴史的遺産であり、19世紀からロシア人の考古学者や民俗学者、日本の鳥居竜蔵など世界の研究者の注目を集めてきた。

    繰り返されるアムール川の増水した水流にさらされ風化し、転石などによる劣化と移動によって以前から保存方法が議論されたが未解決のままであった。シベリア考古学の父といわれるオクラドニコフを中心としたグループが1958年、63年、69年に悉皆的調査を実施、精密な記録と図版を残した。

    日本の北方ユーラシア学会は、東アジアの文化の基層を探る上で貴重な国際的文化遺産の現状保存と公開を目的にしたシカチアリャン文化センター構想の一環として、1993年、シカチアリャンを含めたアムール流域の古代絵画(シカチアリャン、チェルトヴァ・プリョウサ、シェレメチェボ)の分布調査と拓本採取を実施した。

    調査は、古代絵画の中に突厥文化の石人に特有の人面を描いた岩絵を発見、岩絵の形成を考える新材料を拓本で採取する成果を挙げた。

    拓本技術が詳細な観察と記録手段として有効であることが確認される一方、風化にさらされる岩絵対策、岩絵のレプリカ作成などが検討課題として指摘された。しかし調査当時、アムール川の増水のため、十分な観察や測量ができなかった。

    今回、1993年以来15年ぶり、アムールの増水時期を避けた拓本採取として、オクラドニコフの1971年発刊の図版報告を踏まえ、歴史的文化遺産の岩絵の世界に近づくべく調査をお願いした。

    拓本保存会では、会長、事務局長はじめ優れた技術を有する会員が、ハバロフスク地方文化財保護委員会、シカチアリャン村のニーナ村長、村のユーラシアンクラブ会員などの協力で第一地点から第五地点の岩絵のうち30数枚の拓本を採取した。

    現在陰干し作業を実施中で、今後、川崎市民ミュージアムをはじめ日本各地の博物館などで、1993年と今回の拓本を基本に、写真や図版、解説(できれば一部レプリカも含め)を加えた「アムールの古代絵画―シカチアリャン村とナナイ」と題した展示会を開催し、東アジアの歴史が凝縮された文化遺産を周知する活動に生かしたいと希望している。今回採取された拓本は計画の重要な土台になる。

    今回の調査で、第四地点の岩絵が隣町の港湾整備作業で破壊されていたことが判明した。シカチアリャン村を含め、ハバロフスクやロシアでも展示会を開催してシカチアリャンの岩絵の重要性と保存について呼びかける必要があるようである。


ウズベク最近事情01 タシケント・目につく飲食店の増加ぶり

    (本稿は、タシケントに在住した伊藤 一郎さんが、このほど帰国したのを機に、杉浦龍平さんにインタヴィウをお願いし、纏めて頂きました。)

    タシケントでは、最近外国の飲食店が増え、ヨーロピアンスタイルのレストランやピザの店、韓国料理、中華料理はもちろんのこと、去年は寿司屋もオープンしました。ひとり1,000円ほどの韓国料理店から、ひとり3,000円ほどのイタリアンレストランもあります。

    一般のサラリーマンなどには高値の花で手が届きません。彼らは普通カフェと呼ばれる飲食店で一食200円から300円程度の食事か、外食は高いので弁当をもってきています。ファーストフードも人気です。

    外国レストランに限らず、飲食店が増えている理由の一つに、「ガップ」と呼ばれるおしゃべり会の隆盛があるようです。「ガップ」は、男女混在で、あるいは男女別々で、同級生で、従姉妹同士で、職場の同僚でなど小グループで行うおしゃべりパーテイです。

    勿論お酒も入り、最近では女性も結構飲む人がいるようです。ロシア製やカザフ製のウオッカやワインがかなり出回っています。そこで、日頃の鬱憤を晴らし、ストレスを解消しているのです。

    イスラムの国ですから、お酒を飲む人は少ないのではないか、と思われがちですが、街にはお酒の専門店もあり、相当の消費量のようです。飲食店でも、お酒は売上を上げやすく、しかもマージン率が高いので大いに薦めます。

    インフレ率が高いウズベクでは、日々の暮らしそのものがストレスで、気のあう仲間同士の集まりで、憂さを晴らさなければやっていけないのかもしれません。家や車は高すぎて手が出せない、せめて手近な飲み食いでお金を使おう、という人も多いようです。

    また、会社の公式、非公式の宴会(コーポーレート・パーテイ)などもかなり頻繁に行われるようになっているとか、結婚式の披露宴なども、以前は新郎新婦の家で行っていたものを市中でやるようになっているのも飲食店増加の理由と思われます。

    一方、ムスリム(イスラム教徒)専門の飲食店もあります。お酒を一切出さず、肉もアラーにお祈りを捧げたハラルの肉しか出さない徹底ぶりです。

    ムスリムで目につくのが、女性のイスラム教徒がヒジャーブと呼ばれるスカーフで頭をすっぽりかぶり、歩く姿です。年配の女性より若い女性に多く、10年前には考えられないくらい増えています。つまり、まじめなムスリムが増えてきていると言うことのようです。

    ウズベクは変わりつつあるのか、あるいは変わらないのか、最近のウズベク事情をお届けします。(文責:杉浦龍平 以下次号)
    【写真】左:イタリアンレストラン 右:にぎわうファースフードの店内 タシケントにて


バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第82回研究会

「ブラジルのバイオ燃料最前線~日伯環境フォーラム、セラード、アマゾン視察報告」のご案内

    日 時:2008年11月21日(金)18:30~
    テーマ:「ブラジルのバイオ燃料最前線~日伯環境フォーラム、セラード、アマゾン視察報告」
    講演者:泊 みゆき(NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長)
    会 場:JICA地球ひろば(東京都渋谷区広尾4-2-24)地下鉄日比谷線広尾駅1分 http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
    参加費:BIN会員 無料、一般 1000円

    ※第82回研究会は、バイオマス産業社会ネットワーク理事長泊みゆきによる「ブラジルのバイオ燃料最前線~日伯環境フォーラム、セラード、アマゾン視察報告」です。

    ※2008年10月、ブラジルのリデジャネイロで開催された日伯環境フォーラムでは、日・ブラジル両国の専門家によるバイオ燃料および自然資源保全と利用に関して、2日間に渡り、講演が行なわれました。

    ※同フォーラムでは、食糧との競合が指摘される米国のトウモロコシエタノールや、熱帯林破壊の一因とされるパームオイルとは異なり、「ブラジルのエタノールは持続可能である」とブラジルの関係者は力説しました。

    ※一方で、セラードやアマゾンでは、急速な開発が進んでいる様子が見られ、土地利用変換を含むさまざまな側面について考慮する必要性があると思われます。

    ※ブラジルのバイオ燃料をめぐる状況を含め、バイオ燃料の持続可能性について、皆様とともにディスカッションできれば幸いです。多数のご参加をお待ちしています。

    ※参加を希望される方は、下記よりお申し込みください。 http://www.npobin.net/apply/


ウラジオストク建設見本市見聞記(2)井口隆太郎

    さて、前号では5年振りのウラジオストクの変貌と活況の報告をしたが、今回の訪問の目的である建設見本市について以下触れます。

    この見本市は毎年この時期に開催されて、今年は9/17~9/19、今年は出展が100社となる盛況という触れ込みでした。会場はシベリア鉄道ウラジオストク駅や沿海州政府庁舎やロシア極東艦隊司令部の並ぶ金角湾から北西に一山越えた丘の中腹にある、ウラジオストク経済観光サービス大学の凡そ500坪の体育館を利用して主に木材、鋼材、窯業の建材、及び、建設機械や建売住宅の会社が出展しておりました。

    概ねウラジオ近辺のロシア企業でロシアの中小企業の勃興を垣間見ました。その他はモスクワやウラル工業地帯の企業からの出展、10社程お隣の中国の黒龍江省や吉林、遼寧省の企業からの出展が有りました。韓国や日本の企業の出展が無いのはPR不足なのかマーケットとして認知されてないのか不思議でした。何れにしても、幕張メッセや東京有明の東京ビックサイトを見慣れてる身としては場違いの感が大いに有りました。

    会場も小ぶりながら、入場者もまばらで、幕張メツセや東京ビックサイトの活況もなく、模擬店でもあれば高等学校の秋の文化祭の堅いテーマの研究発表会場の雰囲気でありました。そして、参考になり、これは是非日本で紹介しようなんて展示企業は皆無でありました。

    只、前号でも触れましたがソ連が崩壊して国営企業から民間企業に衣替えして、その後の紆余曲折の経済的試練を経て、中小企業が台頭して建設産業の見本市が開かれる程になったロシアの経済の質的変化には、ウラジオストクの交通渋滞が象徴するように前向きに目を見張るものが有りました。

    今回のウラジオストク訪問の目的は、表向き建設見本市見学でしたが、本当は2012年に開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)ウラジオストク首脳会議への投資と進行の状況の視察でした。

    東京オリンピック開催で東京のインフラが大変貌し、大阪万博で大阪が、そしてこの8月の北京オリンピックで北京の街が大変化したようにイベントを機会に都市のインフラが整備され、そこに民間企業の投資で都市は大発展を遂げるのは過去の事例が示す通りです。

    永い間、ウラジオストクはロシア極東第二の人口を誇りながらロシア極東艦隊の根拠地であった為、ソ連崩壊後もハバロフスクより数年間遅れて外国人は行けない閉鎖都市であり続けました。

    しかし現在、ロシア極東艦隊の本拠地はカムチャツカのペトロパブロフスクに移転し、ウラジオストクの金角湾に停泊している軍艦は、10年前に比べて数える程しか投錨してなく、殆どが貨客船である事は、モスクワ政府の方針により先ずウラジオ港を民間に開放し、更に観光地としてウラジオストクを変身させる目論見と思われる。

    そして、そのきっかけを2012年のAPEC首脳会議ウラジオストク会議開催で成し遂げようとの方針なのであろう。(以下次号)
    【写真】今は軍艦も疎らなウラジオ港 提供:筆者


編集後記:私の事情で発行が遅れました。お詫び申し上げます。/破綻したリーマン・ブラザーズのファルド氏(最高経営責任者)が米議会公聴会に呼ばれ厳しい批判にさらされた、と報じています。高い72億円の年収。会社が倒産したのに自身の14億円の豪邸やアイダホの夏の別荘をそのまま保有。公聴会を招集したワクスマン委員長もさすがに呆れて「貴方の会社が破綻し、米経済は危機的状況だ。しかし、あなたは依然として4億8,000万㌦を貯えたままだ。これでフェアといえるのか」と。(高橋)


発行:特定非営利活動法人ユーラシアンクラブ 発行人:大野遼 住所:〒151-0053東京都渋谷区代々木2-13-2 第一広田ビルTEL:03-5371-5548 FAX:046-285-4895 E-MAIL:paf02266@nift y.ne.jp ホームペイジ:http://eurasianclub.cocolog-nifty.com/ 郵便振替:00190-7-87777ユーラシアンクラブ。会費、ご寄付はこちらへお願い致します。ご連絡はメールかファックスを希望します。
2008 11 01 Non Profit Organization Eurasian Club

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